きらめけブログ

30歳で死ぬまでの記録

12

12月12日

ちゃんと書こう

 

気づけば超特急のライブも終わっていた。


わたしは数ヶ月前からタクヤがふとした瞬間に生身の人間、普通の24歳男子に見えてくる現象に悩まされていた。ライブで動くタクヤを見てそれが確信に変わってしまったらきっと最後、タクヤとの依存関係は終わる。ただの人間にはこんな狂ったようにお金を使えないから。私にとってタクヤはどこかの国のお姫様でなければならない。しばらくはこの閉鎖されたふたりきりの世界、とことんとタクヤにお金を使いたい。まだ目覚めたくない。わたしは“タクヤ依存”の魔法が溶け、虚無になるのが怖かった。

タクヤタクヤでなくなることが怖かった。

 

しかし、タクヤタクヤだった。

タクちゃん、私の理想を乗せてどこまでも走れ走れ超特急で


お金が必要だ